事実上の iPhone 敗北宣言
今日 iPhone にワンセグのチューナを外付けではあるが発売すると発表があった。
結局 iPhone も日本独自規格のワンセグを取れ入れなければ新たなユーザをもう獲得できないと考えたのではないだろうか?、言ってみれば敗北宣言、そう取れなくもない。
今までのユーザは基本的にワンセグなぞ必要無い、と言うのは前提で購入しているユーザがほとんどだ。
これで裾野が広がる、と考えて居る人間もいるようだが使い勝手が悪くては話にならない、ただ作ればそれで良いと言う物ではないのだ、使う事を前提に考えて物は作らなくてはならない。
それにワンセグ携帯は一体型になっているから使いやすいのであっていちいち Wi-Fi 経由で外付けなどにしたら電車の中などで見る人間などまず居ないだろう。
鞄の中にワンセグチューナを入れていては多分電波を捕らえることは難しいだろう、となるときちんと外に出してアンテナをたてる必要がある、そんな面倒なことをしてまでワンセグを見たいと思う iPhone ユーザはほとんどいなだろう、ならばもう一台ワンセグ対応の携帯を買った方が楽だ。
Ad-Hoc での接続となると思うが、そうなるとホットスポットを使いたい、などと言ったときはワンセグからいちいち切り替える必要が出てくるだろう、手間が増えるだけだと余計使う人間などいない。
バッテリーの充電器にもなるという触れ込みだが、 iPhone は Wi-Fi を使うと半端ではなくバッテリーの減りが早い、ワンセグを Wi-Fi 経由で見てもすぐバッテリー切れになるのは目に見えている、結局の所バッテリーの充電器にしか使わない事になってしまうのではないだろうか?。
バッテリーを食う方法でワンセグを電送する時点でもう破綻しているのだ、ワンセグを見ながら充電出来るとか言うならまだ分からなくもないが、そんな線が増えて邪魔になるような事をしたがる人間はそうはいないだろう。
それにおそらくUSBでの汎用充電器ではなく Dock コネクタ専用の充電器にしかならないのであろう、ならばワンセグなどいらないから USB 出力の汎用充電器を買った方が色々使い回せる。
国外の物に対して日本の規格を当てはめなくてはならなくなった時点でもうポリシーの無いものと化しているのだ、元々ソフトバンクと言う会社は節操が無かったが、売るためなら製品のポリシーをねじ曲げててでも売るというある意味アップルユーザを裏切った行為をしたと言えるのではないだろうか?。
これで Felica でも搭載されていたら大笑いだが。
それにやっとBBモバイルポイントを iPhone ユーザに無料で開放すると言う話になった、いつやるか?、と言うのは実は私は発売当時から考えて居たのだ、関連会社なのだからその程度はやって当然、と思っていたがやっとやる気になったらしい。
しかし、これも裏を返せば 3G へのトラフィックが限界に来ていると言う事ではないのだろうか?、これ以上 3G へヘビーなユーザにトラフィックを流されたらもう持たない、ならば関連会社の Wi-Fi を解放すればそちらへ少しはトラフィックが逃げるはず、そう考えるのは難しくない。
ARPUの上がらないビジネスモデルが出来上がってしまっている以上、これ以上の儲けは期待出来ない。
3G のトラフィックはそれなりに Wi-Fi へ逃げるだろうが、そうなると今度は 3G のトラフィックでの儲けが期待出来なくなる、最低限の料金で使って居る人間の方がおそらく多いだろうかが、結果は収入源と言うことにもなりかねない。
儲けが期待出来ないと言うことは、設備投資も期待出来ないと言うことになる、苦肉の策とも言えるのではないだろうか?。
結局は自分で自分の首を絞めているのだ、ある意味 iPhone を獲得したのは失敗だった、そうとも言えるのかもしれない、時期が早すぎたのだ、それに値段でしか対抗できない弱みがある、他社が値下げをすれば自社の儲けは無視してでも値下げをせざるを得ない、子供のケンカとレベルは変わっていないのだ。
auが導入した端末側でトラフィックコントロールを行うと言う方式はかなりインパクトがあった、地味ではあるが網側の負担を減らすという意味では画期的な考え方でもある、こういう地味ではあるが先を見越した技術を考えて居る所などはあなどれない所がある、当分は純増はソフトバンクが一位だろうが、いずれはまたauが出てくるであろう、数年はかかるであろうがその準備は地道に行われているのを今回の端末を見て感じた、見た目やユーザインターフェースではパッとしないが見えないところできちんと考えているのだ、やはりこうでなくてはキャリアという物はやっていけないだろう、その場が良ければそれで良い、と言う考え方ではいずれ破綻するのだ。
ソフトバンクには何も期待はしていないが、どんな会社なのかは昔からよく知っているのだから。


